ランサーズは副業として成り立つのか?考察・評価してみた

ランサーズブログアイキャッチ画像

2018年は副業元年とよばれ、2020年より在宅ワークも増える中空いた時間を有効活用しようと副業に注目が集まっています。
副業に特化した多くのサービスが登場し、副業しやすい環境も整ってきています。

でも、実際副業って儲かるの?
毎月一定の収入を得ることができるの?

どうも!独立起業です。
本日はそんな悩みを解決します。

空いた時間に、デザインで安定した副業がしたいという欲張りな私の理由は
果たしてランサーズで通用するのでしょうか。

目次

私がランサーズを利用する理由

副業目的
  • デザインで副業したい
  • 安定した副収入を得たい
  • 独立起業の為(スキル・経験の獲得)
  • 本業以外の空いた時間に副業したい

こんな理由で副業として成り立つのでしょうか。

副業の現状について

まずは、副業の現状についてみていきます。「現在、副業をしていますか?」という質問に対して24.2%の方が「はい」と答え、75.8%の方が「いいえ」という回答でした。副業に対する受け止め方は大きく変わってきていますが、実際に副業をしている方は約1/4と少ない事がわかります。(出典:ナレッジソサエティ)

副業の割合

副業していますか?(出典:ナレッジソサエティ)2021年5月
はい
24.2%
いいえ
75.8%

副業の目的

続いて、「副業の目的ななんですか?」との質問に対して「収入を補う為」が57.6%が1位で、次いで「趣味と実益を兼ねて」が25.3%「スキルアップのため」が9.3%「起業のため」が6.4%でした。

副業の目的(出典:ナレッジソサエティ)2021年5月
収入を補うため
57.6%
趣味と実益を兼ねて
25.3%
スキルアップのため
9.3%
起業のため
6.4%

収入増を理由に副業を始められる人が多いのが現実

では、早速ランサーズについて詳しく見ていきましょう。

Lancers (ランサーズ)とは

ランサーズ株式会社が運営している仕事を発注したい企業や個人がインターネットを通じて不特定多数の人(ランサー)に仕事を依頼できるサービスです。このような仕組みをクラウドソーシングサービスと言います。

ランサーとは、ランサーズ内で使われる労働者の名称

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ランサーズの募集方法

ランサーズでは4つの募集方法(仕事を受ける方法)があります。
仕事の進め方も大きく変わりますので、それぞれのメリット / デメリットを理解し自身に合った仕事の選択をオススメします。

ランサーズ募集方法
出典:ランサーズ

詳しく、各募集方法を詳しく見ていきましょう。

プロジェクト方式 (提案・見積もりを出す)

プロジェクト方式は、ランサーが見積もりを発注者に提案し、発注者が気に入った見積もり提出したランサーの提案を選んで仕事を進める依頼方式です。(出展:プロジェクト方式って何ですか?)

メリット
デメリット
  • 提案次第で受注可能
  • 実績が重要 (ランク制度)
    実績などの項目を見て総合的に判断されることが多い。

求人募集形式 (求人に募集する)

求人募集形式は、求人を掲載し、継続的に働いてくれる人を募集する依頼方式です。(出展:求人応募形式について)

メリット
デメリット
  • 継続的に収入の確保が出来る
  • 副業以外の求人募集
    副業というよりはフリーランス扱いの案件が多い

制作物コンペ方式 (実際の制作物を提出する)

制作物コンペ方式とは、複数の提案から、気に入ったものを選ぶ依頼方式です。(出展:コンペ方式の仕事の流れを教えてください。)

メリット
デメリット
  • 実物を提出
    課題の制作物を提出の為デザインのスキルや提案方法を学ぶことが出来る
  • 倍率が高い
    *報酬金額にもよるが100倍が平均
  • 不採用の場合、制作物、制作に費やした時間が無駄になる

タスク方式 (作業のアウトプットを出す)

タスク方式は、1つの依頼に対し多人数のランサーが同時に作業を行う依頼方式です。(出展:タスク方式って何ですか?)

メリット
デメリット
  • 作業量に応じて報酬が受けとれる
  • 仕事がない
    デザイン制作のカテゴリーにおいて
    案件は0でした。

どの募集形式もメリットデメリットがあるんだね。

ライバルとなるデザイナー数や案件数が受注に大きな影響を与えるだろうな

デザイナーとして登録しているランサーの数

5,909人
(2022 / 01/28調べ)

1/27日にデザイナー数を確認したところ5,886人でしたが翌日には5,909人と1日で23人も登録者数が増えています。

募集方法による案件数と割合

デザイン制作のカテゴリーにおいて募集方式4つ (プロジェクト方式 / 求人募集形式 / 制作物コンペ方式 / タスク方式) それぞれの募集案件数を下記に記載します。

デザイン制作:合計744件
プロジェクト
47件 ()
求人募集形式
407件
制作物コンペ方式
290件
タスク方式
0件 (0%)

(2022年1/28調べ)

副業として仕事を受けることができる案件は求人募集形式を除く合計337件

応募倍率について

登録デザイナー5,909人が337件に応募した場合の応募倍率

20倍

(2022/1/28調べ)

コンペ1案件に応募した場合の応募倍率

50倍〜113倍

*但し、締め切り期日前の情報なので今後提案数が増える可能性あり

(2022/1/27調べ)

倍率がすごい。。。
応募しても見てくれるのかな?

ランサーズには実績を可視化してくれるランク制度というものがあるから上手に使えば受注確立も上がると思うよ。

ランク制度とは

ランク制度とは、実績やプロフィール情報に応じてランサーに各種ランクを付与する制度のことで、各種認証状況や実績に応じてランクが付与され各ランクに設けられる基準をクリアーすることでランクが上がっていく仕組みです。

発注者の立場では、実績を含めた総合的な判断の元発注をすると思うので評価の可視化がランクによって表現されているのはいい制度だと感じました。

ランサーズランク制度アイコン画像
出典:ランサーズ

ランサーズランキング上位になれば信用も上がり、受注につながるケースもあるのでランキング上位を目指すを取得できるのか検証していきたいと思います。

ランサーズランクの種類

ランクは4種類あります。
種類と付与条件について説明します。

STEP
レギュラー

本人確認や機密保持確認などが完了しているランサー

認定基準

以下の各項目が登録済み

  • 表示名
  • プロフィール画像
  • 自己紹介300文字以上
  • スキルセット、ポートフォリオ、出品サービスのうちいずれか1つ
  • ビジネス経験(一般公開またはランサーズ会員のみ公開とする場合)、資格のうちいずれか1つ
  • 本人確認
  • 機密保持確認
  • 電話確認
STEP
ブロンズ

受注実績のあるランサー

認定基準

レギュラー認定基準をクリアーしていること

  • プロジェクト方式の仕事受注1件以上

1つ実績を作ることだね

STEP
シルバー

評価が高く活躍中のランサー

認定基準

ブロンズ認定基準をクリアーしていること

  • 過去1年間に受注したプロジェクト方式の仕事のうち、納品まで完了した仕事の割合が90%以上
  • 過去1年間の平均評価が4.8以上
  • 24時間以内のメッセージ返信率80%以上

1年間の実績評価だけど、ここまでなら副業として獲得できそうだ

STEP
認定ランサー

ランサーズが定める一定の基準を全て満たしたランサー

認定基準

  1. 獲得報酬額: 各カテゴリの上位20%
  2. クライアントからの評価: 4.8以上
  3. 仕事完了率: 90%以上
  4. タスク承認率: 90%以上
  5. 24時間以内のメッセージ返信率: 80%以上
  6. ランサーズへのログイン: 最終ログインが1ヶ月以内
  7. 各種認証やプロフィールの登録: 後述の項目が認証済み・登録済み

副業として認定ランサーになるには大変そうだな

副業で認定ランサー獲得は出来るのか?

認定ランサー獲得は難しい。副業で獲得できるのはシルバーまで


理由は、認定条件である獲得報酬額上位20%との部分です。副業の場合本業以外の空いた時間で仕事をすることになる為受注案件数も限られ、フリーランスの方と比べると報酬額は少なくなる為です。

結論

ランサーズだけで副業を成り立たせるのは難しい

理由は、安定的な収入確保が困難なことです。デザイン制作の「募集方法」と「案件数」を見てもコンペ形式の案件が圧倒的に多く、デザインを提案しても選ばれなければ報酬は得られないため安定的な収入を得ることが非常に難しいです。

一方で、プロアマ問わず参加できるコンペは、デザインスキル向上に繋がります。

副業と安定的な収入を目的とするのではなく、スキルや経験を得ることでキャリア形成、自己実現の追求を考えるのであればランサーズは適しています。

向いている人
向いてない人
  • 副業目的がスキル向上や経験を得るなどお金以外の目的である事
  • 起業を考えている人(実績を積めば認定ランサーになりフリーランスとして独立出来る)
  • フリーランスの人
  • 副業の目的がお金である人
  • 本業が不規則である場合

\*今回の記事はあくまでも個人的見解です。/

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